●日本人の祖先はモンゴル人？
モンゴル人と日本人の顔は、とてもよく似ています。実は、日本人の祖先の多くは、縄文時代に、モンゴル地方から日本に渡ってきたらしい、という調査結果（DNA鑑定結果）が出ているそうです。比較的日本から近い場所に位置しながら、あまり知られていないモンゴル地方の情報ですが、実は日本人の祖先だったかもしれない……なぁんて、ちょっと神秘的ですね。
●モンゴル語の文法
モンゴル語の文法は、日本語と非常によく似ています。また、韓国語の文法も日本語によく似していることも知られていますね。この事実からも、かつては日本人の祖先がモンゴル地方や朝鮮地方で生活していたのではないか……と思えますね。ただし、モンゴル語の「文字」は、ちょっと複雑です。モンゴル文字とは上から下へ縦書きにする独特な文字で、チンギス・ハーンの時代に使い始めたものだと言われています。その後、旧ソ連の友好国だった1940年代に公用文字がモンゴル文字からロシア文字に切り替えられ、現在では、ロシア語のアルファベットに母音字を新しく２つ加えたものがモンゴル語のアルファベットとなっています。
●農民vs遊牧民
「祖先は同じ」かもしれない、日本人とモンゴル人ですが、日本人が鍬（くわ）を持って、大地を耕し、農民になったのに対して、モンゴル人は大地を耕さずに遊牧民になりました。それは、何故でしょうか。遊牧民たちが暮らしている土地は、表土が薄いため、やたらと掘り返したりすると、砂漠化してしまうそうなのです。祖先は同じかもしれませんが、現在の暮らしぶりは随分違いますね。
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中国の西北部（新疆、青海、甘肅、寧夏、モンゴル、陜西などの地区）に住む少数民族たち約1億5,000万人は、「茯茶」を毎日欠かさず飲んでおり、
その一人当たりの年間消費量は18kgにもなります。 中国北西部で生活する遊牧民族は、古くから極寒、乾燥など非常に厳しい気候の下で生活しているため、脂肪分の多い牛や羊など肉食中心で、野菜が不足しがちな食生活を送っています。それなのに、遊牧民の間では、
肥満や体のお悩みは殆どみられません。その理由として、彼らが常飲している茯茶にあると言われています。
遊牧民族たちの言葉に「寧可三日無糧、不可一日無茶」というものがあります。これは「三日食べ物がないよりも、一日お茶が無いほうが我慢できない」という意味です。そのくらい、遊牧民族の生活の中で、「茯茶」が欠かせない存在になっているのです。
